朝礼(講話)
2020年11月11日 13時22分今朝の朝礼は体育館で行いました。
朝礼では校長先生から「人権」に関するお話がありました。
人が赤ちゃんとしてこの世に生まれてくるには、何億分の1の確率で「1番」になるというものすごい競争をして生まれてきます。
そうやって生まれてきた人が世界中に78億人もいるけれど、顔や手足、皮膚や目の色、くせや行動など、どこを探しても自分と同じ人はいません。
たとえ同じお父さんとお母さんから生まれた赤ちゃんであっても、決して同じ人物は生まれないのです。
それほど、一人一人は貴重で、だれとも同じではない、同じでないことが当たり前なのです。
だれにでも、その人なりの持ち味や良さがあるということで、そのことがよくわる絵本「りんごがたべたいねずみくん」(なかえよしを・作、 上野紀子・絵)を紹介してくださいました。
小さな体の「ねずみくん」は、高い木の枝になったりんごが食べたいけど、届かなくて食べられません。
とりやぞうやきりんが次々とやってきては高いところのりんごをとって食べていきます。
そのたびに「ねずみくん」は、「ぼくにもつばさがあったらな」「ぼくもはながながかったらな」とうらやみます。
さいごにやってくるのは、あしかくん。
さて、ねずみくんとあしかくんはどうしたでしょう。
この絵本の結末は、今日実際にプロジェクターで絵本を見たお子さんに聞いてみてください。
校長先生のお話の最後に、「だれにでもその人なりの持ち味やよさがあります。他の人が持ってないものが必ずあるはずです。自分にしかない何かを見つけてくれることを願っています。」としめくくられました。
毎月11日は「人権を確かめあう日」。
今日は給食時の放送でも、人権についてのお話がありました。
一人一人が大切にされる、自他ともに大切にすることについて、あらためて考える機会にしたいですね。