波方の農業について(5年・総合)
2020年6月3日 11時02分5年生の総合学習では、波方の農業について調べています。
これまでにどんな農産物や特産物が作られているかや、工夫していることを調べてきました。
今日はJAおちいまばり樋口センターから西部さんに講師としてお越しいただき、子どもたちからのたくさんの質問に答えていただきました。
3密を避けるため、波っ子ルームに入るのは少人数ずつ、15分ごとの入れ替えです。
最初のグループは「梨」のグループ。
「おいしい梨を作るのにどんな工夫をしていますか。」や「波方では何年くらい前から作っているのですか。」など質問がどんどん出てきます。
「桃」のグループでも続々と質問が。
西部さんのお話をお聞きすると、桃を育てるのはとても大変な苦労を重ねていることがわかりました。
苗から植えて大きく茂っても3年は実がならず、ようやく実がなっても、養分や甘みを集中させるためにいくつかの実はわざと切り落とさなくてはいけません。
また、害虫から守ったり、太陽に当てすぎてはいけなかったり、ちょっとさわっただけでも傷んだり・・・と細心の注意を払いながら育てているお話から、店頭で売られている桃がどれほど貴重かがわかります。
「米」のグループです。
波方町では、昔は160件くらいの農家でお米を作っていたそうですが、現在は約30件と大幅に減っているそうです。
お米づくりはほとんどが機械で行えるようになり、昔よりは少ない人数でもやりやすくなってきましたが、それでも苦労するのは土づくりだというお話を聞きました。
「ナス」のグループです。
ナスの栄養は「ナスニン」。 皮にたくさん含まれているので、皮ごと食べるのがいいそうです。
どのグループも質問して答えていただいたことをしっかりメモしていました。
終わったグループは、教室に帰ってお話の内容をまとめたり、西部さんへのお礼の手紙を書いたりしました。
その中から一部抜粋ですが、感想を紹介します。
〇お米づくりは、昔は機械もなく手で植えていたから作業が大変だったけど、今は機械でやるのでだいぶ楽になったというのがわかりました。私のお父さんやおじいちゃんもお米を作っているのでたくさん知ることができてよかったです。
〇ももを育てるのは手間をかけていて作業もたいへんだということがわかりました。朝早くにしゅうかくしてお昼までにお店に並べるのは、とれたらすぐに食べないとくさるのが早いからということもわかりました。大事にももを食べたいです。
西部さんの豊富な知識に、子どもたちも多くのことを知ったり、感じ取ったりすることができたようです。
約2時間にわたり、休みなく子どもたちの質問に答えてくださった西部さん、ありがとうございました。