朝礼
2021年2月3日 09時38分今朝は朝礼があり、校長先生の講話を放送で聞きました。
講話の内容を紹介します。
病気で失明した男性が、10年以上にわたり、地元の小学生に助けられながらバス通勤を続けられているお話です。
目が見えなくなった男性は、最初家族に助けてもらいながらバスで通勤し始め、数年後には一人で通勤するようになりました。
あるときバスを待っていると、女の子の「バスが来ましたよ。」という声がしました。
「乗り口は右です。階段があります。」そして座席まで案内してくれるのです。
それ以来、毎日その女の子は声をかけてくれました。
数年がたち、やがてその女の子は卒業したけれど、新学期に入るとまた別の女の子が助けてくれるようになりました。
こうして10年以上にわたり、とぎれることなくサポートしてくれた女の子たち。
この男性は、子どもたちからたくさん親切にしてもらった感謝の思いを作文にし、コンクールに応募したそうです。
それが最高賞に選ばれ、その報告とお礼の気持ちを伝えたくてその小学校を訪れました。
そこで校長先生や子どもたちと会って知ったことが、自分を助けてくれていたのは自分の知っている数人ではなく、思っていた以上の人の支えがあったということ。
そして、女の子から「障がいのある人を支える仕事につきたい。夢をもつきっかけをくれてありがとうございます。」と逆に感謝されたということでした。
最初は何気ない小さな思いやりから始まったことでした。
波方小学校でもそんなふうに時を経てもずっと思いやりの心のバトンがつながっていけたらすばらしいですね。
(写真は、上から3年、4年、5年、6年の順です。)