防災について考える給食

2021年3月11日 13時50分
学校の様子

今日の給食はいつもと違った献立で、お昼の放送の時、このようなアナウンスがありました。

「東日本大震災から10年がたちました。各地で頻繁に起きる地震や豪雨、大雪災害など、私たちは常に自然災害と隣り合わせで生活しています。私たちが住んでいる波方では、2年前の豪雨で土砂が流れ、通学路や家が被害にあったことがありました。この先も何が起こるかわかりません。その時に備え、9月から、体育館にある備蓄室に「救給カレー」を準備していました。今日の給食は、給食室が災害にあい、水道、ガスが使えないという設定で献立を考えました。いつもと違う給食で、戸惑う人もいるかもしれませんが、食べてみてください。いろいろな感想があると思います。先生や友達、おうちの人と話してみてください。」

今日の献立は、コッペパン、魚肉ソーセージ、救給カレー、せとか、牛乳です。

お皿やお椀に盛り付けるものはないので、教室での配膳はいつもよりスムーズのようです。

でも、個々に合わせて量を増やしたり減らしたりはできません。

みんなで「いただきます。」

カレーの中には、コーン、にんじん、玉ねぎ、ぶなしめじ、じゃがいも、そしてご飯も入っています。

全学年、150gのレトルトパックです。

食事中はみんなだまって食べているので、あとで感想を聞いてみました。

すると、みんな口をそろえて「おいしかった!」だそうです。

5年生の女の子は、「レトルトなのに、野菜がたくさん入っていておいしかったです。」と丁寧に答えてくれました。

量については、1年生の子は「ちょっと少なかったかな。」ぐらいの感じ。

3年生、5年生は、「味はおいしかったけどもうちょっとほしかった!」と、やはり食べ盛りには少なかったようですが、今日一日のことですので、学習の一環として捉えていただけたらと思います。ちなみに、カロリーは昨日の給食よりも高く、今月の献立の中でも高い方なのです。

また、これを機におうちでも「非常食」について話し合われてみてください。