5年生
著名な詩人、金子みすゞの作品について学んでいます。
奥深い味わい、温かみのある作品を数多く編んだみすゞ。
思春期の入り口にきている5年生のこの時期に、彼女の詩にふれることで心を揺さぶられる子も多いのではないかと思います。
教科書には、代表作ともいうべき「わたしと小鳥とすずと」や「大漁」が載っていて、すでに詩に込められた思いを読み取る学習をしてきました。
今日は、班になって、みすゞの詩集を交換しながら閲覧し、自分のお気に入りの一作品を選びました。
そして、ワークシート上半分にその詩を写し、下半分にはその詩について、深いやさしいまなざしを感じたところを自分の言葉で述べる文を書くことに。




こんなふうにワークシートが仕上がりました。

『こころ』
この詩を僕が読んだとき、とても深い思いやりを感じました。そのわけは、子どもはあんまりお母さんのことがわかってないのに、お母さんはそれでもこの小さい子どものことを思ってあげていて、お母さんの心とこの子どもの心がいつかつながるような気がしたからです。この詩の最後のセリフ「いろんな事をおもふから」というのが、だんだん成長するごとに(心の中が)お母さんのことでいっぱいになるように感じました。
『夜ふけの空』
ふつうは着目しない空の星にも大変なことがあるんだよと伝えています。「星のひかり」が「きれいな」夢を背中に背負ってみんなのお床へ届けようと一生懸命努力している様子がよくわかります。「つゆひめさま」は夜が明ける前にいろんなところに「のこらず」つゆを配ろうと頑張っている様子が想像できます。「空はほんとにいそがしい」というところが強調されているので、一番伝えたいんだなぁと思いました。
『くり』
「ひとつほしいが もぎたいが 落ちないうちにもがれたら くりの親木はおこるだろう」のところが、自分はほしいけどとったら親木がおこるし、悲しむから、がまんして他の人や動物たちにもとらないであげてと言っているような気がしました。親木のことを思ってこれ以上悲しまないように、おこらせないように、守ってあげている感じがしました。小さなものでも大切にしているところがすごいと思いました。
子どもたちにこのような感想を抱かせた金子みすゞの詩。
詩の原文を読んでみたくなりますね。
ここには掲載しなかったのですが、読んでみたい方は、図書館や本屋さんへ出かけてみてはいかがでしょう。
1年生
図工で使う材料集めをするということで、1年生が校庭に出てきました。
集めるものは、足元に落ちているはっぱや小枝、花びらなど。小石でもOKです。
でも、校庭はいつも校務員さんがきれいに掃除してくださっていて、なかなかこれと思うものが見つけられません。
それでもウロウロと下ばかり見て歩いていると、道路側の桜並木のところでは小枝を発見。
「やったー、こんなながいの、みつけたよ!」
ハクモクレンの木の下にいくと、何枚か花びらが落ちていました。
「わぁっ、まっ白!きれい!」まるで宝物を見つけたかのように大事に袋にしまっていました。

メタセコイアの木の下では、木からおちた実が数個転がっていました。
「あ、これ目にしたらいいんじゃない?」「いいねぇ!」
そんなやりとりをしながらどんどん拾ったものを袋に放り込んでいきます。
何ができるのでしょうね。

さて次の時間。
運動場の端で、集めてきたものと家から持ってきた材料を広げます。
これらを組み合わせて、班で何か一つ大きな作品を作ることに。
みんなで相談しながら、作業スタート。
この班は、「しんかんせん」を作っているそうです。長いね~!
細い小枝をつなぐようにして車体を表し、窓は一つ一つ小石を並べています。

作品が完成したら、お互いに鑑賞し合います。
「男の子と女の子のかおをつくりました。」
顔のりんかく部分は、土を掘って、溝のようなものを作ってからそこに一枚一枚はっぱを埋めるように並べていて工夫していました。

「ライオンをつくりました。」
「やさい(エサ)のところをくふうしました。」
ライオンのたてがみは、同じ大きさのはっぱを外向きにきれいに並べて作っています。

今度は、もっと大きな材料(例えば三角コーンなど)を集めてきて、運動場全体を使って大きな作品を作るそうです。
3年生
今日は3年生が授業で初めてそろばんについて学びました。
先生が、説明用の大きなそろばんを使って、「一だま」「五だま」「はり」「けた」などのそろばんの各名称を説明しています。
定位点のあるところが「一の位」。
大そろばんを見ながらみんなで一、二、三、四・・・と数えながら玉を入れていきます。
「五は、上の玉を入れて、下の4つはのけるんよ。」
そしてそこからまた、六、七・・・と玉を入れながらみんなで十まで数えました。

配られたワークブックには、そろばんの玉の数を読む問題があります。
一桁の数はパッと読めても、二桁、三桁となると少し考え込む子もいました。


実際にそろばんを使って、数を入れていきます。
「25って入れてごらん。」
「そこに11を足したら、いくつになる?」
二桁の足し算に挑戦です。


3年生のそろばんでは、このように二桁の足し算、引き算のやり方まで学習します。
5年生
廊下に漂うあま~い匂い。
5年生が理科室で実験をしていました。
「ものの溶け方」の単元では、これまでに食塩やミョウバンの水溶液を蒸発させて結晶を作る実験をしました。
今日は、さとう水での実験です。
グラニュー糖のスティック2本と少量の水をアルミカップに入れてまぜあわせ、カセットコンロで下から熱します。


しばらく火にかけていると、ぐつぐつと沸騰してきます。

黄色に変色してきたら、火からおろして冷まします。
温かいうちにアルミカップをはがさないと、くっついて取れないようです。

火にかけすぎて茶色になってしまったものもありました。

昔なつかしいお菓子、「べっこうあめ」のできあがりです。
5年生
薄い白板を使って、ホワイトボードを作っている5年生。
白板のデザインを考え、その続きの作業に入っていました。
図工室に4か所用意した糸のこぎりで、白板を作りたい形どおりに切っています。
スイカの形だったり、富士山、かわいい小瓶、アニメのキャラクター、フォトフレーム風にと、いろいろと趣向を凝らしたアイデアです。


糸のこぎりで切ったあとは、断面部分をつるつるにするために、紙やすりをかけます。


そして、絵の具で色付け。
濃度の濃い絵の具を使ってしっかり色つけする子もいれば、水分の多い絵の具をうっすらと塗って白板の木目が消えないよう生かしていた子もいました。

塗った絵の具が乾いたら、ホワイトボードのシートを貼り付けます。