5年生
彫って作った版画作品に、黒のインクではなく、部分ごとに絵の具で色を着けては写して、着けては写してを繰り返しながら、色鮮やかな版画作品に仕上げています。



一人2枚ずつ作り、仕上がりのいい方を掲示用に提出。
作品ができあがると、台紙にする色画用紙の色を選びます。
自分の作品を当てながら「どの色が合うだろう。」
ずいぶん長く悩んでいた子もいました。

10人くらいの子が完成した作品を提出していましたが、どれもタイトルが個性的でこだわりがありました。

「つかまえられた鳥」
「うちゅうの旅をしているロケット」
「やっと会えたイルカ」
「泳ぐ魚たち」
「水そうの中のメダカ」
「感情色の花」
「同じ場所の朝と夜」
「キノコの楽園」
まるで絵本か小説のタイトルのようですね!
独特な世界が広がっているのが、このタイトルからだけでも伝わってくるようです。
6年生
体育館でモーターカーを使った実験をしています。
電気をどれくらい蓄えたらモーターカーを真ん中のサークルでうまく止めることができるか?
電気は、手回し発電機をグルグルまわしてコンデンサーに蓄えるのですが、みんな回数を数えながら回しています。
「100回まわしたよ。」「100回じゃ無理。多分届かん。」
ウィーン、ウィーンと何回も何回も回しています。

電気を上手にためてサークルをねらいます。
よーい、スタート!

ペットのお散歩のように、ゆっくりと自分のモーターカーに付き添っています。
いい調子です!・・・と思っていたら、なぜか方向転換はできないはずなのに、距離を伸ばせば伸ばすほど斜めの方向へとずれていく・・・。
途中で電気が切れてストップしてしまうものも。


「なかなかええところで止まったやん。」
「どっちが勝ち?」

真ん中のサークル付近まで近づけた子はごくわずか。
近々ご家庭に持って帰りますので、また家の中で的を決めて、チャレンジしてみるといいですね。
1年生
「今日、図工があるよ~。ホントは3時間目だったけど給食までに乾かんかったらいかんけん、今から(2時間目から)始めるよ。」
そう教えてくれた1年生。
かわいらしいご案内をいただき、どれどれと教室の中をのぞくと・・・。
いろんな箇所にたくさん新聞紙を用意してすっかり準備万端。
1年生が作っている「かみはんが」は、他の学年がしている版画とは少し違っています。
元になる作品を何枚かの紙に刷って写すという点では同じなのですが・・・。
まず、薄い真っ白な紙を水にひたします。
お友達とペアになって両端を持ちます。

水がポタポタ落ちるので、広げてあった新聞紙の上に置き、あらかたの水分を吸い取ります。
周りのお友達も、自分がどう動いたらより作業がスムーズに進むかよく考えながら手伝ってくれています。

水にひたした薄い紙を、特別な色紙を切って貼って作った絵の上に、ずれないようにそーっと置きます。

そして、ゆっくりはがすと・・・。
色紙のインクが写って、きれいな版画ができあがりました!

教室の後ろに敷き詰めてあった新聞紙の上に作品を広げ、乾かしました。

しばらくしたら階段の踊り場などに掲示すると思いますので、また紹介しようと思います。
6年生
3学期に入って完成した図工の作品の数々が階段の踊り場や廊下に掲示されています。
写真では小さくて見えにくいかもしれませんが、6年生の版画作品を紹介します。
体育館の丸い屋根や、学校一高いメタセコイヤの木が見えますね。

作品は、1枚の板から2枚刷りました。

1枚は白黒、もう1枚は裏から絵の具で色を塗ったカラー。
それぞれ自分の気に入った方を掲示。

1組ではカラー作品、2組では白黒作品を提出する子が多かったそうです。

校舎を描く作品作りは、年度当初の予定では9月に行う計画でした。
でも、「卒業間際のこの時期に校舎を描くというのもいいかもしれませんね。」と担任の先生。
思いのこもった作品ができたようです。