3年生
3年生はこれまでにも社会科見学としてタオル会社やスーパーマーケットなどに訪問させていただきました。
今日は「消防署」と「波方図書館」です。
まずは「消防署」の様子から。
最初に、みんなで事務所の中に入って、緊急指令がどのように出されるか説明してもらいました。
電話で火事や事故の起きた住所がわかると、パソコンで地図が示され、それがすぐプリントアウトして出てくるというしくみになっているそうです。

その後は、四つのグループに分かれ、救急車や3種類の消防車の説明を聞きました。
救急車の中を見せてもらいながら、熱心にメモをとっています。
中には、実際に救急車で病院に運ばれたという子もいました。

消防車にはいろいろな消火の道具を積んでいました。
ホース1本でも、小学3年生が持つにはずっしりと重たくて、「こんなに重いのに火事の時大丈夫かな???」と顔を見合わせています。

消防車は、運転席に「乗る」というより、「登る」といってもいいくらい、3年生にとっては身長ほどもある高さ。

「あれはなんですか?」「これはなんですか?」消防車についている部品や付属品のことが知りたくて質問攻めの男の子たち。

他にも、油の火災に備えて、特別な薬品の入った消防車や、燃え上がった火を消し止めるための泡を出せる消防車も見学。
メモ用のワークシートはすぐに書き込みでびっしりになっていました。
あっという間に1時間の見学が終わって、この後は「波方図書館」へと向かいます。
3年生
続いて行ったのは、「波方図書館」です。
行ったことがない、ここで本を借りたことがないという子はゼロ。
子どもたちにとってなじみのある場所ですが、今日は特別に「秘密の部屋」にも案内してくれるとあって、ワクワク。
図書館員さんは、「何冊借りられるか、知ってる?」「いつ開いているか、知ってる?」と子どもたちと対話しながら、説明を進めてくれました。
子どもたちからも質問。
「返されてない本があったらどうするんですか?」
「一日何人くらいの人が来るんですか。」
一つ一つていねいに答えてくださいました。

館内を見て歩きました。
ここはカウンター。「パソコンで借りたい本があるかないか調べたりすることもできるんですよ。」

次は地下書庫。「一般には入れない特別の、秘密のお部屋です。でもカウンターで言えば、ここにある本も借りられます。」

波方は、造船関係の方が調べにくることも多いので、2階に「船舶コーナー」を特別に設けているそうです。

そして、1階の「児童書コーナー」。
「ここはみなさん一番よく使いますね。DVDなどもこの隣にあって、新しく入ったものはこうやって展示していますよ。」

図書館でもやはりワークシートに書ききれないほどのメモが書かれていました。
学校に着いたら12時を少し過ぎてました。
おなかはペコペコで帰ってきましたが、頭の中にはたくさん「おみやげ」がつまって帰ってきた3年生でした。
6年生
今日は、来週の芸術鑑賞会で演奏してくださるプロの演奏家の方々を6名お招きして、6年生対象にワークショップが行われました。
来ていただいたのは「堺シティオペラ」のみなさん。
初めに、バリトン、ソプラノ、コロラトゥーラ・ソプラノの歌声をピアノの伴奏とともに鑑賞。
また、ピアノソロでは今大ブームを巻き起こしている「鬼滅の刃」の曲を演奏してくれました。

「オペラとはこういうものだよ」というのを写真などを使ってわかりやすく説明してくれています。

後半は、6年生たちも実際に歌ってみることに。
前半の迫力ある演奏に圧倒されていた体をほぐします。
「ほっぺたは、上にあげて歌うといいですよ。」ほっぺたもぐにゅぐにゅとほぐします。


練習した歌は、来週、全校生で鑑賞するオペラ「ヘンゼルとグレーテル」の一場面で歌う予定です。
バリトン歌手の歌う場面で、数小節だけ6年生がいっしょに歌うそうです。
今日は立って歌いましたが、本番は座ったままで歌います。
6年生、メロディ覚えられたかな?

最後に3人の子が感想発表をしました。
● 初めてオペラを聴いたけど、生の演奏はすごかったです。
● ソプラノとかいろいろな声の高さの種類があるのがおもしろかったです。
● テレビで見たオペラより、生で見た方が迫力がありました。
芸術鑑賞会は、11月19日(木)9:30~11:00。
「堺シティオペラ」から総勢18名の団員のみなさんが来られて、オペラ「ヘンゼルとグレーテル」を上演してくださいます。
プロの演奏はもちろんのことですが、どこで6年生の歌が登場するのかも楽しみの一つとなりそうです。
6年生
11月11日(水)、5・6時間目の総合的な学習の時間に、
「認知症サポーター養成講座」を行いました。
社会福祉協議会の方、寿山苑の方、今治市地域包括支援センターの方が、
認知症の基礎知識について詳しく教えてくださいました。
年齢を重ねると、脳はどう変化するのか、
更に認知症になると、どう変化するのかについて図を用いて説明してくださいました。


次に、認知症の方への対応についてロールプレイで学習しました。
① 食べたのに「朝ごはんを食べていない。」と言うおばあちゃんに対して
② 「財布がない。財布がない。」と探しているおばあちゃんに対して
③ 自分の家にいるのに「家に帰る。」というおじいちゃんに対して
最後に4人に先生から、「認知症サポーターとして、みんなもその家族も協力してほしい。」
というお話がありました。
子どもたちは真剣に考えたり、友達と話し合ったり、ロールプレイに取り組んだりしました。
感想は後日お知らせします。


学校の様子
今朝の朝礼は体育館で行いました。
朝礼では校長先生から「人権」に関するお話がありました。
人が赤ちゃんとしてこの世に生まれてくるには、何億分の1の確率で「1番」になるというものすごい競争をして生まれてきます。
そうやって生まれてきた人が世界中に78億人もいるけれど、顔や手足、皮膚や目の色、くせや行動など、どこを探しても自分と同じ人はいません。
たとえ同じお父さんとお母さんから生まれた赤ちゃんであっても、決して同じ人物は生まれないのです。
それほど、一人一人は貴重で、だれとも同じではない、同じでないことが当たり前なのです。
だれにでも、その人なりの持ち味や良さがあるということで、そのことがよくわる絵本「りんごがたべたいねずみくん」(なかえよしを・作、 上野紀子・絵)を紹介してくださいました。
小さな体の「ねずみくん」は、高い木の枝になったりんごが食べたいけど、届かなくて食べられません。
とりやぞうやきりんが次々とやってきては高いところのりんごをとって食べていきます。
そのたびに「ねずみくん」は、「ぼくにもつばさがあったらな」「ぼくもはながながかったらな」とうらやみます。
さいごにやってくるのは、あしかくん。
さて、ねずみくんとあしかくんはどうしたでしょう。
この絵本の結末は、今日実際にプロジェクターで絵本を見たお子さんに聞いてみてください。
校長先生のお話の最後に、「だれにでもその人なりの持ち味やよさがあります。他の人が持ってないものが必ずあるはずです。自分にしかない何かを見つけてくれることを願っています。」としめくくられました。
毎月11日は「人権を確かめあう日」。
今日は給食時の放送でも、人権についてのお話がありました。
一人一人が大切にされる、自他ともに大切にすることについて、あらためて考える機会にしたいですね。